【1月】今月の花手水
2024年1月2日
初晴れで迎えた本年最初となります、今月の花手水をご紹介いたします。
正月花
菊(マム)・砥草(トクサ)・南天・松
お正月飾りや生け花に欠かせない縁起のよい植物は、不老長寿・子孫繁栄・魔除けなど、さまざまな願いが込められ、新年を華やかに彩ります。今回はその代表的なものをご紹介いたします。
菊(マム)
「菊を飾ると福が来る」「菊を生けると良い子に育つ」と云われ、不老長寿・無病息災・邪気祓いのお花とされています。
砥草(トクサ)
その昔「金」を磨く際、「砥草(トクサ)で磨くと光沢が増す」と言われたことから「金運を招く」とされ、また真っ直ぐ上に伸びる姿は「繁栄」「成長」を意味し、縁起が良いとされています。
南天
「難を転じて福となす」と云われ、魔除けや火災除けとして鬼門の方角や玄関に植えられてきました。多くの赤い実を付け、同じく縁起のよい「千両」「万両」とも似ています。
松
「神を待つ」「神を祀る」と云われ、神様の依り代となって邪気を払うと考えられています。また一年を通して落葉しない常緑樹であることから、不老不死の象徴でもあります。
竹
成長が早くまっすぐに伸びるため、子孫繁栄を意味します。門松や地鎮祭の斎竹(イミダケ)にも用いられ、不浄を防ぐものとしても尊ばれています。当神社の手水舎の筧は、毎年大晦日に新しい青竹に架け替え、新年を迎える準備をいたします。
縁起のよい新春の花手水で、皆さまが「だいこくさま」よりたくさんの「福」をいただかれますようお祈り申し上げます。
今月の花手水では、毎月の花手水や境内のお花もご紹介していきます。また花手水は不定期で入れ替えておりますので、月中の変化もお楽しみください。
時期やお花の状態により、花手水がない場合もございます。