【8月】今月の花手水:スターチス
2026年8月16日

立秋とは名ばかりの厳しい残暑が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。
では今月の花手水をご紹介いたします。
スターチス / リモニウム
花言葉:変わらぬ心、永久不変、途絶えぬ記憶、上品、しとやか
原産地は地中海沿岸・北アフリカ・アジアなど広く分布する、イソマツ科リモニウム属のお花です。正式名は現在の属名の「リモニウム」ですが、過去の植物学で分類されていた旧属名の「スターチス」の名前で現在も親しまれています。

名前の由来に隠された「薬草」の歴史
スターチス(旧属名)
ギリシャ語で「止める」という意味の「statizo(スタティゾ)」が語源です。
かつて古代ギリシャやヨーロッパの伝統医療において、この植物の根や茎が「出血を止める(止血)」や「下痢止め」の薬草として重宝されていたことから名付けられました。
リモニウム(現在の属名)
ギリシャ語で「草原、沼、湿地」を意味する「leimon(レイモン)」が語源です。
スターチスの仲間が、主に海岸沿いの塩気が強い湿地や、野生の塩性湿地(ソルトマーシュ)にたくましく自生していた風景から名付けられました。
1年中咲いている?実は儚いお花 スターチス
紫・赤・ピンク・イエローなど彩り豊かなスターチスですが、私たちが色を楽しんでいるのは花ではなく「ガク」です。スターチスの「本物の花」は、このガクの中に咲く小さな白い花で、数日で枯れてしまうという非常に儚いお花です。鮮やかなガクが本物の花を包み込んで長期間残るため、1年中枯れずに咲いているように見えます。 スターチスは乾燥した海岸線で生き抜くために水分をほとんど含まない特殊な細胞へ進化したため、カサカサとした質感を持っています。この特徴により、乾燥させるだけで簡単にドライフラワーになります。
スターチスやリンドウなど上品な紫を基調とした、盛夏の花手水をお楽しみください。
今月の花手水では、毎月の花手水や境内のお花もご紹介していきます。また花手水は不定期で入れ替えておりますので、月中の変化もお楽しみください。
時期やお花の状態により、花手水がない場合もございます。
出張祭典により、社務所が対応できない場合もございます。
[お問い合わせ]
出雲大神宮 岡山 TEL:086-262-3506
岡山県岡山市南区福富西3丁目7-30
社務所受付時間 9:00 〜 17:00
境内無料駐車場あり





