【9月】今月の花手水
2022年9月26日
先日の台風や大雨被害に遭われた方々に、心よりお見舞い申し上げます。
暦の上では秋分も過ぎ、朝夕の涼やか風に秋の深まりを感じる時節となってまいりました。
では今月の花手水をご紹介いたします。
センニチコウ (千日紅)
花言葉:不朽、不滅、色褪せぬ愛、永遠の恋
南北アメリカや幅広い熱帯地方に分布する、ヒユ科センニチコウ属の一年草です。
「ストロベリーフィールド」と呼ばれる苺のような愛らしい花姿ながら、暑さに強く初夏から晩秋までの長い開花期間も色褪せることなく”千日お花が咲いている”の名のとおり、たくましいお花です。
その花期の長さから、日本の明治大正史を語った民俗学者の柳田国男は「春の訪れを待ったり、季節が去るのを惜しんだりする隙間を埋めてくれる花である」と残しています。
花言葉にある「不滅」は西洋の花言葉「immortality(イモータリティ)」に由来し、古くは恋愛の花占いに用いられ、現代では生花だけでなくドライフラワーにも人気で、世界中で愛されています。
鮮やかな「センニチコウ」にマムやアリウムコワニーを合わせた、爽秋の花手水をお楽しみください。
今月の花手水では、毎月の花手水や境内のお花もご紹介していきます。また花手水は不定期で入れ替えておりますので、月中の変化もお楽しみください。
ご参拝の皆さまにご好評をいただいておりました「夏の納涼ガラス装飾」は、鮮やかに紅葉し爽秋の境内を彩っております。花手水と合わせてお楽しみください。
新型コロナウイルス感染症拡大防止対策により、柄杓の使用は中止しております。ご不便をお掛けいたしますが、ご理解・ご協力をお願い申し上げます。
時期やお花の状態により、花手水がない場合もございます。